ベトナム・ハノイ
バリ島に移住して22年、幾度となくベトナム上空は通過しつつも上陸は初めて。なかなかにエキサイティングだったので備忘録です。
ハノイ中心部、旧市街の建物のほとんどは縦と奥に細長い、間口およそ2軒の鰻の寝床、そして長屋スタイル、しかもそれが10軒ぐらいくっついて巨大な一軒だったりする。これはフランスの占領地だった過去、道路に面する幅で税制が決めらていた為に、間口を小さく奥行き広くな造りにしたそう。
一軒だけ建て直しとか出来ないよね、当然足場を組む事も出来ないもん。地震のない国という事も含め、ずっとこのまま存続しているのか。
で、それぞれの家の屋上や屋根の上には巨大な貯水タンクが設置してある。まあまあ大きなマンションでも屋上にはタンクが並んでいる。これは上下水のインフラが整ってないって事で、生活用水は全てこのタンクからのもの。
面白かったのはそのタンクがどれもステンレス?(銀色のやつ)そしてそのタンクの横にソーラーパネルがあって太陽光をきちんと活用している事。バリも上下水インフラ事情は同じだけど、タンクはほとんどが塩ビ(硬質プラみたいな感じ)日差しの活用はナシ!毎日ギラギラなのに。ちょっと郊外には高層タワマンもニョキニョキあるけど、流石にその屋上にはタンクなし、上げるの大変だから。高層ビルの場合は地下にタンクを設置、水は汲み上げタイプとなる(多分ね)。(汲み上げるには電力が必須、屋上にあれば日常は引力だけで使える。)
車やバイクの運転はほぼほぼ無秩序、自分の思う様に進めないとなったらその瞬間にクラクションを鳴らし、なんなら鳴らしっぱなし。ハノイの街中はちゃんと歩道があるけど、そこはバイクが縦列駐車状態、歩く人間は車道を行くしかない。1日の間に二度ほど後ろからきたバイクに接触されバッグをすっ飛ばされたドン臭い私。
でも、それ以外(タクシー含め運転する人以外)今回関わった人達は皆んな穏やかで、笑顔に余裕のある若者が多かった。CAの男の子達なんかは本当に育ちも頭も良さそう、色も白くて歯も綺麗。(ベタ褒め)
早朝、外に出ると歩道に露店?が並んでいた。野菜、果物、それから魚、肉、それぞれ畳半畳程度のスペースに”専門店”として出店している。出店許可とか何もないのかな?まあ、なさそう。
それにしても魚屋肉屋のグロさといったらない、豚さんなど目を背けたてしまったほど原形を残して切断されている程度。お魚だって見たことない大きさのウエスト?50cmくらいありそうな大物を真ん中で2つにぶった切ってあるだけ。夜だったら完全ホラーな風景だった。
(グロ写真は撮る気持ちになれなかったので、写真は綺麗なマーケットのもの)
ベトナム人は頭が良く頑張り屋さんの印象。あの20年近いアメリカとの長期戦を戦いきったからね、世界で唯一アメリカに勝った国とも言える。当時の地下システムの構造と製造は相当な頭脳を要したことに間違いはない。(ベトナム戦争の詳しくはググってみてね)
実は色白さんが多い。しかもブルベ系。勝手にインドネシア人と同じくらいのこんがり焼けた肌を想像していた自分の先入観にびっくり。
南国フルーツは豊富でホテルの朝食にも空港のラウンジも贅沢に並んでいた。これはテンション爆上がり。
物価もまだまだ安い、これからじわじわ上がって来るんだろうなーという印象。街中カフェのカプチーノが300〜400円ぐらい。バリより安い!
そしてベトナム料理って美味しいのね。辛過ぎる事もなく、薬膳チックなスープも色々とあり、日本人にも合っていると思う。今回は、お約束のフォーと春巻き、最近流行りらしいブンチャー、ベトナムコーヒーなどなどで楽しく食い倒れました。
フォーと春巻きセット(生春巻き、蒸し春巻き、揚げ春巻き)
フレッシュスイカジュース。オーダーの際には砂糖抜きを伝えてね。
ジブリ感満載のカフェ
手前は名物エッグコーヒー、超濃厚なコーヒーに更に濃厚な玉子ホイップ。奥はココナッツコーヒー、ココナッツミルクのラテ的な。
マンゴーアイスクリーム。練乳っぽいジェラードっぽいソフトクリーム。
このドラゴンフルーツ、波平感が。伝われ。
最後に空港で機内持ち込みを企みカフェラテとバインミーを買おうと、価格表を見て、街中より少し高い程度(1000円ぐらい)って事を確認してオーダーした。ところが会計が約3300円、しかもレジに表示されている数字とは別に手元の電卓で3300円を叩き出している。
『いやいや違うでしょ?』って事を言うと、
『価格表はUSドルだからベトナムドンに変換すると3300円なの!』と。
これには苦笑で、バインミーはキャンセルしちゃった。
¥1000オーバーのラテ様、カップが可愛いので許す。
ところでハノイ・ノイバイ空港のラウンジは物凄く充実していて、アルコール類含めドリンク、フレッシュフルーツやサラダバーはもちろん、ご飯系おかず系もずらりと並んでいて、目の前でフォーを作ってくれる屋台もあった。皆んなにも1時間は過ごして欲しいスペース、オススメ。
(プライオリティパスがあればもちろんラウンジ使用可能、同伴者も¥3300で入れる、←奇しくもラテとバインミーの額と同じw)
短い滞在ながら、有意義な初ベトナムでした。
Thank youベトナム。
追記
先日の台風Yagiはベトナムハノイにも大きな被害をもたらしました。
被害に遭われた方々には心からお悔やみお見舞い申し上げます。
早々の復興を祈るばかり。
本文にも記載の通り、ベトナム人の賢さと負けない強さをまたここで見せてもらえると信じてる。
日本から持参して良かった物
シムカード
アプリ(シム差し替え無しタイプ)もあるけど、今回は日本で予め買っておいたベトナム仕様のシムを使いました。飛行機内で現地到着前に差し替えておくだけ、特に設定もなく到着直後から快適に使えてストレスフリー。ホテルやカフェにはだいたいお店のWi-Fiがあるので、名称名のWi-Fiがあったらスタッフさんにパスワードを聞いてね。外でマップや現地情報を得たい程度ならばこれで十分。
携帯充電器
現地は220vだけど、日本で使っている物そのまま使えます。(バリも同じ)
シャンプー・コンディショナー
ホテルの備品でも良かったら不要だけど、いつも使っている物を持参するのがオススメ。備品がアレなのもあるけど、やっぱり日本に比べると水質も落ちるので、ヘアケア用品は持参がベスト。でもドライヤーは電圧が違うと、秒で火花を噴いて壊れるので厳禁。(差込の部分だけ現地仕様にしても変圧器を通さないと使えない、バリも同じ)
帽子・サングラス・日焼け止め
特に日焼け止めは日本で肌に合う物を持参するのが無難。日本の秋冬頃だとハノイは秋頃の気候らしいので、旅行日程が決まったら現地の気温を調べてね。
虫除け・虫刺されの痒み止め
虫除けは飛行機を降りる前につけておきたいので持参必須。熱帯地域の蚊を侮ってはいけない。蚊が媒体となる病気もあるよ。
プライオリティパス(空港ラウンジ使用)について
プライオリティパスは、クレジットカード各社ゴールドカードに付随するサービスで、申請をすると送ってもらえる場合がほとんど。申請方法はそれぞれカードのブランドによって違うので、ゴールドカードを持っていてプライオリティパスを持っていない場合は、各カード会社に問合せしてみて下さい。
ゴールドカードを持っていない場合、2024年9月現在一番簡単に安価で入手出来るのは、楽天カードのプレミアムゴールドカードを作り、そのカードが手元に届いた時点でプライオリティパスの申請をする手段。年会費¥11000で世界各国140箇所以上の空港ラウンジが無料で使用可、もちろん日本で国内線使用の場合も該当します。
2025年から年間のラウンジ使用回数が上限5回に改悪される事は決定していますが、それでも満足度はあるかなと思います。チェックインカウンターも特設カウンターがあって行列に並ばなくて済んだりと、色々な特典あり。(同伴者は¥3300でラウンジ使用可)
このバナーから申し込みすると5000ポイントもらえて初年度実質¥6000なので、一年間に空港を2回以上使う予定がありそうだったらバナーから詳細を見てみてね。
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