生カシューナッツや生アーモンド、それから種子類など、
食べる前には浸水しなければいけないの?どうして?
ナッツ類、種子類には酵素抑制物質という成分が含まれます。
そしてその酵素抑制物質があるままのナッツ類を食べると、せっかく摂った栄養素が体内で栄養素の吸収を抑制すると思われる事から、
長時間水に浸けて水溶性である酵素抑制物質を溶かし出してから食べる”浸水”が推奨されています。
しかし、カシューナッツを収穫から”生ナッツ”の状態にするまでの行程を行なっている私の見解は、
実の浸水はさほど必要無いのでは?が正直なところです。
その根拠は、酵素抑制物質の実態のほとんどは実の外側にあるのではないかと思われる事です。
カシューナッツで言えば、木に成っている時は硬い殻と薄皮、その間にはウルシオールという毒素が実を守っています。
酵素抑制物質のほとんどは、その硬い殻、ウルシオール、薄皮、この3箇所にあると考えています。
仮に実の中まで均等に酵素抑制物質があるのであれば、発芽したい場面でも自身の発芽を抑制することになってしまいますよね。
私が浸水をオススメしない訳は、
長時間の浸水によって、実に含まれる水溶性ビタミンなど優れた栄養素は水に溶け出てしまうから。
野菜や果物も切って浸水をしたら30分で栄養素は半減し、味も薄く感じます。
仮に、多少の酵素抑制があったとしても、栄養素が半減するよりは良いかな。と思っています。
私自身がローフード、ロースイーツに使う時はガシャガシャっと洗う程度、浸水せずそのままボリボリ食べることも多々ありです。
どちらにしても適量である限り、身体に大きなダメージを与えることはありません。
栄養素が半減しても、それが毒になる訳でもありません。
現代の日本の生活の中にはもっともっと回避したい毒(添加物)が沢山ありますからね。
※全ては非燻蒸、製造工程においても非加熱の生ナッツであることを前提としています。
基本的にカシューナッツについて書いていますが、アーモンド、胡桃もだいたい同じ扱いで良いと思っています。
次回はロースイーツの定義、生ナッツの定義、
日本のロースイーツと世界(日本以外の国)のロースイーツの目的、在り方の違いを書きますね。
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