
経皮毒というと、”子宮に溜まる””羊水がシャンプーの臭いだった”などホルモン系の臓器(しかも女性)に溜まりやすいと思われがちですが、
実は”脂質の多い場所に溜まりやすい”が正解。もちろん男女共にです。
これは、経皮毒とされる有害性化学物質の性質が脂溶性であるため、皮膚組織に浸透した後、血管壁から血液に入り込み全身を巡り、結局脂質の多い場所に落ち着くという事です。
最も吸収されやすい身体の場所が陰部(粘膜は吸収しやすい)、それから顔(皮膚が薄い)、頭皮、口の中。
頭皮は、お風呂の中で身体が温まり皮膚血管が拡張したところでシャンプーを使うのでダメージ直撃となる。
しかも髪がありキッチリ流し切るのが難しい。
と、ここで聞き逃せないのが脳への影響。
脳は脂質が約60%、半分以上が油なので、血液と共に体内を循環して来た有害物質(元石油)が脳という脂質を見つけて混ざり込む。
それが脳システムを狂わせ、認知症やアルツハイマーの原因の一つとなる。
もちろん子供の脳にも溜まって行きます。
ところで先日YouTubeで、某タレント兼女医さんが、
『経皮吸収も経口毒も90%は排出されるんだから全然気にしなくて大丈夫。経皮毒なんて信じちゃダメ。』
と手をひらひらさせていたけど、否定されるならば100%と言って欲しかったかも。
経皮毒って?
皮膚から有害性化学物質が吸収される事。
がん、悪性腫瘍、皮膚の病気、免疫力低下、ホルモン系臓器の病気、赤ちゃんの奇形、
また認知症、アルツハイマー、子供の学習障害、適応障害など脳の病気、
などを引き起こすとされている。
有害性化学物質?
合成界面活性剤
皮膚バリアを破壊して高濃度のまま皮膚に入り込む物質
主に石油から作った界面活性剤の事、水と油など本来ならば混ざらない物を混ぜる役目をする。
ラウリル硫酸ナトリウム
乳化剤、発泡剤として使用される。
安息香酸ナトリウム
殺菌、防腐剤として使用される。
経皮吸収とは?
皮膚組織に浸透
血液をめぐり全身に回る、シャンプー時に温まった身体の皮膚血管は拡張しているので吸収しやすい。
真皮の下の皮下組織には脂質が多く含まれる為、脂溶性である有害性科学物質が浸透しやすい。
10%は残留するとされている。
(このパーセンテージについては90%が体内に蓄積されるという説もある)
なぜ?
皮膚細胞を形成している細胞膜は多くの脂質で出来ている為、水分は拒絶しやすく、脂溶性物質は受け入れやすい構造となっている為。
ではどうする?
素肌に触れる物はなるべくナチュラルな物・天然素材を選ぶ。
- シャンプー・トリートメント
- ハンドソープ・ボディソープ
- 洗濯用洗剤・柔軟剤
- 生理用品・下着・マスク
- 赤ちゃんの食器・おもちゃ など
オーガニック(有機栽培)食品、無農薬、無添加の食品を選ぶ。
私は特に完璧なヴィーガンをオススメしているわけではないのであえて付け加えると、動物性食品もまたホルモン剤や抗生物質を摂って育った動物は避けるべきだと思っています。
鶏肉ならば『地鶏』豚肉ならば『SPF豚』など少しでも身体に影響の少ない物を選んで下さい!
近年の日本で完全排除は難しいと思うけれど、出来る事からでも心掛けましょう。
次世代を担う子供達に何を残すか。
選択する私達大人のテーマですね。
おまけ
経口毒とは
食品添加物、残留農薬の事。
摂取後に体内で処理仕切れず約10%が残り蓄積されてしまう。
脳の脂質を良質なものにするには?
脳の脂質を良質なものにするのが中鎖脂肪酸、ピュアココナッツオイルがまさしくそれ。
脳疾患の予防、改善をします。
ココナッツオイルを使ったオイルプリングが体に良いと言われるのは口内粘膜から分子が吸収される為でもあります。(✳︎オイルプリング=ココナッツオイル少量を口に含み10分ほど口腔内全体に回す)
吸収するのは悪い物(経皮毒・経皮吸収)だけでは無く、良い成分も吸収するという事ですね。
ゆみらぼのココナッツオイルと一般的な”有機ココナッツオイル”との違いは?
その製法にあります。
一般的には遠心分離法といって ココナッツの実の油分をぶーーーんと機械で分離させ抽出するのに対し、
私達は”発酵分離法”という ココナッツを発酵させる事で分離した油分を丁寧にすくい取り、濾過する手法を用いています。
全て手作業で、もちろん発酵食品です。
味や香りを比べる以前に、性質が違うと捉えて下さい!

”オーガニックシャンプー”の記載は、なんと例え1%でもオーガニック成分が入っていたら”オーガニック”表示OKなので、紛らわされる事の無いように自分で裏表示や説明を読んで選びましょう!
シャンプーの使用は、お湯シャンと1日置きで良いかなと思いますが、使うならオススメは下の2メーカー、どちらも下記の化学品無しで作られています。
- ノンシリコン
- ノンパラペン
- ノンフェルサート
- ノンアルコール
- 合成香料不使用
- 合成着色料不使用
- 鉱物油不使用
- 紫外線吸収剤不使用
この企業努力に感謝!食品もそうだけど、粗悪で安価な物を作る方が簡単で大量生産が出来ますから。
オルナ オーガニックの方はヘアケアだけでなくスキンケア商品も色々と展開しているので、シリーズ商品もチェックですね。


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